今キャンプ初のブルペンでも本気度がヒシヒシと伝わる。雨音に負けないほど、ミットの音が快く響いた。他球団のスコアラーの存在もお構いなしだ。直球を投げた後、カーブ、チェンジアップなど持つ球種を惜しげもなく投げる。そして、「昨年からブルペンでは投げていた」というボールも披露した。
カットボール。試投は7球だけだが、微妙かつ絶妙な曲がり具合に大満足。「今季は試合でも使っていくよ」。封印していた扉を自ら解き放った。
目的は右打者対策だ。「右打者に投げる内角直球と同じ軌道から変化すればいい」と説明する。内角へ突く直球にバリエーションを持たせるためでもあった。
昨年から鯉の守護神を務めてきた。2勝24セーブを稼いだが、内容には全く納得できなかった。防御率3・19。終盤で逆転を食らう場面もしばしばあった。「昨年以上の成績を残したいんだ」というのがベイルの目標でもある。
清川投手コーチも「いろいろ工夫していた。ほっといても大丈夫」と、早くも太鼓判だ。ブラウン監督から信頼を得るために自ら開いた道。カープ躍進へ新球で相手を手玉に取る。


