自慢の怪力を実戦で結びつけての“MVP”受賞に、栗原は笑顔満開。日焼けした肌とは対照的に、自然と白い歯がこぼれた。
「ホームランが持ち味。打つことができて、いいアピールになったんじゃないですか」
紅白戦、練習試合、オープン戦を含めた実戦で10試合に出場して、21打数10安打13打点、打率・476。そして本塁打は5本。左中間、右中間と打ち分けることで、指揮官の心を引きつけた。文句のつけようのない成績だった。
技術と集中力を身につけたことで、ブラウン監督へ、チームへ、そしてファンへ向けて一つの誓いをした。「ホームランを30本打ちたいですね!」。自身のプロ生活で最高のキャンプを過ごした何よりの証拠と自信。言い放った言葉にも力がこもる。
昨年は後半戦を中心に、15本塁打を放った。培った技術を、筋トレやキャンプを通して確固たるものにした。「ホームランの感覚を大事にしたい。それを残していくことで“ツボ”が増えていくと思います」。昨年の本塁打王、新井がWBC代表で抜けていても打線の迫力が変わらないのも、新大砲の成長があってこそだった。ブラウン監督も「見てのとおり、順調そのもの。このまま開幕までいってくれたらいい」と絶賛した。
監督賞で封筒に入っていたのは5万円。「子供のために使うことになると思います」。生後8カ月の愛嬢・心愛(ここあ)ちゃんの姿を思い浮かべ、思わずニッコリ。28日の束の間の休日後、再び開幕へ向けてアクセルを踏んでいく。
今年大ブレイクしそうな雰囲気があるこの二人
さて、本番でいかに力を発揮できるかが課題である
栗原は守備面が非常に不安であり、大竹はまだまだ制球力が甘く、投球数も多い
これからの若い世代交代に近ずく中この二人が牽引していってもらいたい


